<前回よりつづき>

少し話を逸らします。

これまでスマホとデジタルカメラの比較で話をしてきたわけですが、一口にデジタルカメラといってもピンからキリまで、ということは一度でもカメラの売り場を見たことのある人ならお分かりになるでしょう。量販店に並ぶものだけで言っても数十万円するものから一万円を切る価格のものまで千差万別です。

カメラ業界の中で、昨今カテゴリーとして売り上げが伸びているのはミラーレス一眼、高級コンパクトデジタルカメラの二つだと言われています。この二つに共通しているのは、センサーサイズが大きく(スマホやこれまでのコンパクトデジタルカメラと比較して)、かつ小型であるという点です。

インスタグラムやフェイスブックなどSNSの利用で写真を撮る機会自体は増えている、かといって大きなカメラを持ち歩きたくはない、という人の需要に応えているカテゴリーだということが言えるでしょう。

センサーサイズが大きくなるほど画質はよくなっていくが、同時にカメラも大きくなっていく、そのバランスの中から自分に合ったものをまずは選ぶということが、現在カメラ購入時の大切なポイントになることは間違いありません。

参考までに現行の主なセンサーサイズの種類をここに上げてみましょう。

大きい順に、

1. 645サイズ(中判)

2.   フルサイズ(35mm判)

3. APS-Cサイズ

4. フォーサーズ型

5. 1型

6. 1/1.7型

7.    1/2.3型

8.   1/3.1型

 

の8種類です。

他にもCMOS型センサーとCCD型センサーの違い、ベイヤー型とフォベオン型の違いなどもあるのですが、大きさだけをみてもこれだけのセンサーの種類があるのです。

 

<つづく>